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ムンディファーマ、イソジン®の抗COVID-19効果確認、デュークNUSで試験

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製薬事業のムンディファーマ(東京都港区)は2020年7月9日、デューク・シンガポール国立大学(デュークNUS)メディカルスクールで行われたin vitro試験により、COVID-19疾患を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するBETADINE®製品(イソジン®)の抗ウイルス効果を確認したと発表した。

試験は、ポビドンヨード(PVP-I)を有効成分とするBETADINE®製品のうち、消毒液(10%PVP-I)、手指消毒液(7.5%PVP-I)、うがい薬/マウスウォッシュ(1.0%PVP-I)、のどスプレー(0.45%PVP-I)の4製品を対象に行われた。4製品すべてにおいて、30秒で99.99%以上のSARS-CoV-2 の不活化が認められたことにより、BETADINE®製品の強力な殺ウイルス効果が示されたことになるという。

試験結果は、2020年7月8日、Infectious Disease and Therapy Journalに論文掲載された。

同社は「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するBETADINE®製品の有効性を確認できたことにより、この世界規模の危機を克服することに貢献できると期待している」とコメントした。

同社のポビドンヨード(PVP-I)を有効成分とするBETADINE®製品は世界中の医療機関と消費者から感染症の予防と治療に使われている。国内でも1950年代からイソジン®シリーズとして展開している。ただ、日本で展開しているイソジン®シリーズは、今回の試験に使用したBETADINE®製品と同じ有効成分ポビドンヨード(PVP-I)を配合しているが、同一製品ではないという。

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